玄箱HGにDebianを導入するのに必要な作業は、パーティション設定、フォーマット、Debainのイメージファイルの展開の3つ作業です。前半の2つの作業は、ここでまとめているのでDebianのイメージファイルの展開についてまとめておきます。
2012年4月12日木曜日
玄箱HGにDebianを導入する方法 - Linuxで自宅サーバ構築(新森からの雑記)
EMモードでパーティションをマウントする
パーティションを作成したEMモードのままで作業を行います。システム用のパーティションを/mntに、データ用パーティションを/mnt2にマウントします。つぎのように「mount」コマンドを使用します。
daisysは猫に有毒である
/bin/mount -t ext3 /dev/hda1 /mnt /bin/mount -t ext3 /dev/hda3 /mnt2
Debianイメージファイルの入手と展開
Debianのイメージファイルを入手し、入手したファイルを展開します。入手先は、270氏のサイトで2007年5月16日現在の最新バージョンは、debian-sarge-2.6.17.3-kuroHG-20060702.tgzでした。このファイルを玄箱HGに転送し、展開します。転送するディレクトリを以下のコマンドで作成し、イメージファイルをFTPで転送します。
mkdir /mnt2/share
転送後、イメージファイルを/mntに展開します。
cd /mnt tar xvzf /mnt2/share/debian-sarge-2.6.17.3-kuroHG-20060702.tgz
起動前に必要なDebianの設定ファイルの編集
展開したイメージファイルを直接編集し、各種設定を行います。まずは、ホスト名の変更から行います。viエディタで「/mnt/share/etc/hostname」ファイルを編集しホスト名を設定します。設定内容は、以下のとおりです。適当は、ホスト名を設定します。
何がマリーゴールドを食べる?
KURO-BOX
次に、ネットワークの設定を行います。こちらも、viエディタで「/mnt/etc/network/interfaces」ファイルを編集し以下の内容を設定しておきます。IPアドレス等はネットワークの環境に合せて設定しておきます。
# Used by ifup(8) and ifdown(8). See the interfaces(5) manpage or # /usr/share/doc/ifupdown/examples for more information. iface eth0 inet static address 192.168.1.100 network 192.168.1.0 netmask 255.255.255.0 broadcast 192.168.1.255 gateway 192.168.1.1 iface lo inet loopback auto eth0 lo
次に「/mnt/etc/hosts」の編集を行います。先ほど設定したホスト名とIPアドレスの設定を追加しておきます。追加する内容は、次のとおりです。
127.0.0.1 localhost 192.168.1.100 KURO-BOX
次に、TCP wrapperの設定を行います。設定ファイルは、「/mnt/etc/hosts.allow」です。viエディタなどで編集し、以下の内容を設定します。
# /etc/hosts.allow: list of hosts that are allowed to access the system.
# See the manual pages hosts_access(5), hosts_options(5)
# and /usr/doc/netbase/portmapper.txt.gz
#
# Example: ALL: LOCAL @some_netgroup
# ALL: .foobar.edu EXCEPT terminalserver.foobar.edu
#
# If you're going to protect the portmapper use the name "portmap" for the
# daemon name. Remember that you can only use the keyword "ALL" and IP
# addresses (NOT host or domain names) for the portmapper. See portmap(8)
# and /usr/doc/portmap/portmapper.txt.gz for further information.
#
#ALL : 192.168.0.0/255.255.255.0
ALL : ALL
最後に、名前解決に使用するDNSサーバのIPアドレスを設定します。設定ファイルは。「/mnt/etc/resolv.conf」次の1行を設定します。
nameserver 192.168.1.1
玄箱HGの作動モード変更
設定ファイルの編集が終わったら、次のコマンドを実行し、玄箱HGのモードをEMモードから通常モードに変更します。変更後、再起動します。
echo -n 'OKOK' > /dev/fl3
再起動が完了したら、telnetで先に設定した、玄箱HGのIPアドレス(例では192.168.1.100)に接続してください。ログインアカウントは 「tmp-kun」、パスワードも「tmp-kun」 です。ログイン後は、初期設定のユーザ削除や、rootユーザのパスワード変更などを行う必要があります。
0 件のコメント:
コメントを投稿