カカリキと暮らす
一般にカカリキは屋外の鳥小屋で飼育されることが多い。好奇心が強く、一時も休むことを知らないカカリキの心身の健康を維持するには、かなり広い空間が必要だからだ。カカリキは性質・習性の面で、鳥かごでペットとして飼育される他の大きなインコ・オウムとは異なる。カカリキは頭が良く、インコとしては静かで、家具等を噛むことも無いが、悪戯に明け暮れ、じっとすることが無い。特に雄は人間のような声ではっきり話すこともできる。カカリキとの暮らしは、まさしく羽の生えた小さな猿と暮らすようなものである。そんな経験をしてみたい人にはカカリキはうってつけであるが、インコを抱いたり、頭をなでたりしたい人には全く向かない。カカリキは身体的接触を嫌うからである。とは言うものの人の肩、頭、腕� �手等に乗ってくるのは全くかまわない。ただ触られるのが嫌なのだ。これはカカリキ同士でも同様で、我が家の2羽はお互いに触れたことが無い。しかもキーウィはララに一目惚れしたにもかかわらず、一度も接触したことが無い。しかし、来客があると、紹介の後、さっと頭の上に飛んで行き、髪の毛を引っかいたり、また毎晩肩の上で私の髪をときながら、おやつをねだる。キーウィが『指めくりごっこ』に夢中なら、その柔らかくて、絹のような背中にキスすることもできる。マイクは遊んでいる最中に翼にキスをする。キーウィは遊びの一部だと仕方なく諦めているようだ。
カカリキの家
カカリキ飼育の成功の鍵は定期的な飛び時間、広々とした鳥舎、退屈を妨げる玩具、そして本能的欲求を満たすために足で引っかける場所である。この内で一番大切なのは鳥舎であろう。キーウィ舎の内部寸法は幅85cm、奥行き55cm、高さ90cm。最初のトヴィ舎はそれより少し大き目であった。キーウィは現在の舎に満足している様子であるが、トヴィは不満であった。日中、食べ物が無い限り、舎に戻ることを拒否した。(時にはあっても拒否。) その上、舎内では長い間天井を逆さ歩きしていた。おそらく欲求不満の表れだったのであろう。
1999年夏に新しい舎(幅105、奥行き60、高さ130-150cm、写真右)に引っ越して以来、トヴィはすっかり満足している。飛び時間の終わりには私が指を上げるだけで、舎に戻るようにもなった。「わあ、トヴィは舞うように戻っていくね。」とマイクはすっかり感心している。エナメル仕上げで、ワイヤは16ゲージよりも細いが、金属を噛まないカカリキには全く問題ない。舎内の端から端まで2回羽ばたき、底から一番上の止まり木まで3回羽ばたきが必要である。カカリキは地上で食べ物を探す習性があるので、トヴィは舎の底で心行くまで遊んだり、食べたりと忙しい。舎の全ての部分が役に立っている。このタイプの鳥舎はカカリキに向いている。ただし人間にとって不便な点が2,3ある。天井部分が突き出しているので目を突く恐� �があること。天井が平らのモデルもあるので、そちらを選べば良かったと後悔している。また浅いトレイは敷き紙を替えるのにあまり実用的ではないこと。そして一番の難点は洗浄があまり簡単ではないことである。小柄の私はどうにか内側からワイヤを拭くことができるが、背の高い人はドアが下方にあるため、背中を痛めてしまうかもしれない。トヴィ舎はイタリアのテレッツィアーニ製。 それは危険である場合、DOE parire犬は何をすべきか | |
キーウィ舎(写真右、花の真中の小さな丸がキーウィ)はヨウムやオウムといった大きなインコ用に造られている。そのためワイヤはずっと太く、またワイヤ間も2.2cmと広い。やせているカカリキの頭はワイヤ間から突き出してしまうかもしれない。仕上げは真鍮である。クローム仕上げよりも見栄えはするが、長続きはしない。酸性の強い果物や塩分等で変色してしまうからである。舎の外側から餌をやることができるので、キーウィが繁殖期のため攻撃的な時でも安全である。上部の丸くなっているところの隙間は他より広く、危険なのでアクリル・シートを取り付けた。高すぎたので脚部を20cm切断した。鋭くとがった角が無いので安全である。しかし、キーウィが舎の上に立っている時に、その長い爪が茶色のパイプ部分� ��ある穴に引っかかったことが2度ほどあったので注意を要する。 ドアから簡単に内側全てに届くので、洗浄は楽である。しかしパイプにある穴をふさがないと水が入ってさびてしまう可能性がある。 |
止まり木
舎にはロープ、枝、ダウウェル、爪の手入れ用セメントと異なる種類の止まり木がある。一番人気があるのは枝である。我が家ではリンゴ、アメランキエ、パッション・フラワーを長期的止まり木に、柳とポプラを使い捨てとして使っている。洗浄が簡単なダウウェルは餌の近くに設置している。キーウィの指は同程度の大きさの鳥よりも長いので、太い止まり木が必要で、セメント製止まり木のポリ-ズ・パステルは中型が必要だ。トヴィは小型で間に合う。
飛び時間
我が家では1日4回カカリキ専用の飛び時間がある。朝食前10分、朝と午後各30分、そして夕食後の1時間。時間に余裕がある場合はそれに応じて延長する。キーウィはこの4回で満足している。トヴィは以前は1日中、舎外にいたがっていたが、現在は割り切っているようだ。飛び時間中は飛ぶ以外にカンガルーのように跳ねるボンゴ・ボンゴ跳びをしたり、パタパタ歩いたり、階段を1段づつぽーん、ぽーんと跳ねたり、ゲームをして遊んだり、食べ物探しと忙しい。このため私達は彼らを踏みつけないように格別の注意を払い、2羽の位置を確認するまでは1歩も動かないのが我が家の鉄則である。冬の間は窓越しに野鳥が庭で餌をついばんでいるのを物珍しそうに眺めて過ごすことのも日課の一部だ。時には野鳥に向かって話したり、� �ったりすることもある。
カカリキの飛行はみごとだ。狭い空間を自由自在に飛び回る。旋回やダイビング等はオチャノコサイサイである。私達の頭をわざと何度もかすめて飛んだり、特にキーウィは椅子の脚やマイクの脚の間をヒューイと飛んだこともある。そして自分の舎の一番奥の止まり木まで一気に飛んでいくのだから、全く驚く以外にない。彼らも見せびらかしているように見える。特にトヴィは私達の頭をかすめながら「やーいやーい、こんなことだってできるんだぞー。」と言っているようである。1階から2階まで高さ5mの吹き抜けの階段を何度も行き来するうちに疲れるらしい。トヴィは羽休めに私達の頭に着地して、移動するちゃっかり者でもある。
飛ばない鳥栄養
我が家のカカリキは、栄養面では理想のインコである。出されたものはほとんど何でも食べる。つやのある羽と一時も休むことを知らないその高い活動量はバランスのとれた栄養の結果である。インタ-ネット上の鳥用の栄養学の優れた記事を基に餌の献立を決めた。(リンク参照)。私のモットーは「可能な限り、生、オーガニック(無農薬)、新鮮、多様な食物を提供する」である。1日に異なる20種類以上の食物を提供するようにしている。
8:30 | 大豆、小豆とその他の豆を調理したもの (毒素を覗くために加熱が必要) |
11:00 | 4種類の野菜 (ニンジン、ピーマン、きゅうり等)と果物 (柑橘類、リンゴ等) と自家発芽させた種。 |
14:00 | 小サジ半分の小さな種 (カナリア種、粟・きび、麻、小麦)、ひまわりの種(皮無し)4つ、小粒のレーズン3つ、乾燥パパイヤ、木の実1粒。 |
7:30 | 朝とは別の野菜と果物3種類と調理した穀物(野生米、そば麦、小麦等) |
19:00 | 私達の夕食の一部。(パスタ、ごまつきパン、果物等) |
- 全てが少量なので一種類のものを食べ過ぎない。
- 季節によってメニューを変化させる。
- とうもろこしや甘味の少ないビスケット等のおやつは普段の餌を食べ終わってから与える。
- ビタミンD3とミネラルの補給にNekton MSAを1週間に2度使用。ミネラル補給にはマヌ・パーチも使用。
洗浄 - 1週間に1度カカリキ舎を抗菌洗剤を使い洗浄する。止まり木も同時に交換する。我が家には鳥毎に3セットの止まり木があるので、必要があればいつでも清潔なものに交換できる。夏には1週間に2回交換することにしている。種以外の食べ物は3時間内にいたみ始めるので、新しい餌を出す前に古い餌が散らばった敷き紙を取り替える。我が家では1日に4回敷き紙を替えることになる。トヴィが1年前に病気になった原因はグレートの下にあった古い食べ物のくずを食べたためかもしれないと疑い、それ以来、舎内の食べ物の屑を全く残さないように注意することにした。種以外は新しい餌ごとに新しい餌入れを使うので、1日各鳥3つの餌入れが必要だ。戸棚には1週間分の50個以上の餌入れがあるので、いつでも躊躇無く清潔な餌入れを使うこ� ��ができる。4日に1度、全ての餌入れは皿洗い機で洗浄する。水はハムスター用の水用ボトルを使い、毎日抗菌洗剤を使い洗浄することにしている。
発芽した種 ー トヴィの消化器管はキーウィのよりもデリケートにできているらしい。このためトヴィの糞が水っぽくなると、即座に発芽した種をメニューから除くことにしている。私の発芽機は4段重ねのプラスティック製で、各段の底にとても細いスリットがあリ、洗うのが極めて難しい。皿洗い機ではスリットの内側がよく洗えないため、使用する度に漂白する必要がある。このため近頃ではガラスのラメキンを代わりに使用することが多い。清潔のため1日に5,6回種を水ですすぎ、気温が20度を超える夜には冷蔵庫に入れることにしている。発芽するのに2日以上かかる種は使わないことにした。発芽した種はとても栄養価が高いので、これら全ての努力に値するが、清潔に心がけないと、ばい菌の温床になるので� ��心の注意が必要である。
ごみ箱とシンク - 紙専用のごみ箱を除いて、我が家の全ごみ箱には蓋がある。カカリキは好奇心がとても強く、ごみ箱の探検が大好きだが、とても危険である。キッチンは鳥禁止とするのが理想的だが、我が家はオープン・プランでそれができない。そういうわけで、カカリキの飛び時間の前にキッチンのカウンターとシンクを消毒することにしている。
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蟻浴び
我が家のカカリキは酸味の強い果物や木の皮・実等を使って蟻浴びのようなことをする。両足を広げ、片足は蟻浴び用の物を止まり木に押さえつけ、少しづつ噛み取っては体にこすりつけるのだ。蟻浴びは普通からす等が蟻塚に行き、蟻を怒らせ、その怒った蟻が出す酸を羽にこすりつけて寄生虫をとるために行うと言われている。地上で過ごすことの多いカカリキもそれに似たことをする。アメランチエ、サンザシ(山査子)等の実が手に入る時には集めてきてやることにしている。そのほか週末には柳やりんご、ポプラの細い枝を集めて、漂白剤を使い消毒し、よくゆすいだ後に舎内に吊るしておく。それで蟻浴びをすることもあるし、嬉しそうに食べてしまうこともある。いずれにしも良いおもちゃとなる。
爪切り
1年以上カカリキの爪切りをした事がない。有り難い事にトヴィはくちばしで先端をつまんでしまうし、キーウィはグレートの下に落ちている食べ物を足で引っ掻いてばかりいるので長くならないのだ。ポリ−のパステルや枝、そして引っ掻き箱が役に立っているのは言うまでもない。カカリキは触られるを嫌うので私達もできれば彼らを捕まえたくない。特にトヴィの信用を取り戻すには時間がかかるので気が進まない。キーウィは有り難い事におやつの1つや2つですぐに許してくれる。
玩具とゲーム
キーウィは子どもの頃は小さなぬいぐるみを攻撃したり、紐を追いかけたりしていたが、現在は人間の友達とゲームをして遊ぶ方が好きだ。お気に入りのゲームは『指めくり』(こぶしの中に小さな種を握って、キーウィに足のみを使って指をめくらせる。嘴を使うと全ての指は閉じて、最初からやり直しとなる)で、 来客があると、念のためにお客のこぶしもチェックする。玩具もゲームの相手も無い時は自分達でゲームを発明する。舎内の敷き紙をくるくる丸めるのだ。1羽が始めると、他の1羽もそれも見て参加する。時折、相手がどれ位巻いたか比較するために、相手の舎内を覗く。最近キーウィはサッカーも始めた。その内彼の上達振りをご報告したい。知能
飼い始めてすぐに、キーウィの頭の良さに感心してしまった。巣立って1ヶ月もしないうちに制光装置の機能について理解し、就寝時間になると徐々に暗くなっていくライトのスイッチをまわしてライトを明るくしようとしたのだ。残念なことにスイッチは彼の嘴には重過ぎて動かせなかったので、その後は私達が電灯を徐々に暗くしようとすると、飛んできて、私達の手を叱り付けた。 全く何て鳥だ!芸を覚えるのもあっという間で、握手、輪回し、指めくりゲームをこなし、またどんな難しいところにおもちゃを吊るしても手に入れてしまう。成功するまで、手を返え品を変え挑戦するのもカカリキの特徴である。記憶力も良い。1度や2度カカリキ・サーカスを作ってみようと考えたこともある。 トヴィは普通キーウィをじっくり観察し、その後、まねをしてみる事が多い。
甘い言葉
カカリキは人間の友達から優しく語りかけられたり、歌われたリするのが大好きだ。羽を膨らませ、半分目を閉じ、嘴を満足そうに鳴らし始める。特にキーウィは催眠術にかかったようになる。時にはお話を聞かせてやる。「昔々あるところにキーウィという可愛いカカリキがいました...」キーウィは耳を私の口元に近づけて熱心に聞き入る。就寝時間には徐々に明かりを暗くしていくに連れて子守唄を唄ってやる。そうすると羽根を膨らませて、体を一振りし、嘴を鳴らし始める。今日もこれで無事に終わり明日の朝まで何の心配も無く眠れると感じるのだろう。
繁殖期
ペットのインコは若鳥となり、ホルモン量が高くなり攻撃的になる頃、飼い主に見捨てられることが少なくない。カカリキの場合、これは最初の1年目にあたる。ということは最初の1年目を無事に過ごせば、最悪の時期は過ぎたと言える。私達は不必要に繁殖本能を刺激しないようにしている。例えば、就寝時間に舎を毛布で覆わないし(彼らの部屋の窓には遮光性ブラインドがある)、舎の中に巣のような箱や籠を置かない、また脂肪の多い食物を与えない。毎年繁殖期は約2週間続く。この間、キーウィを舎内から手に乗せて、外に出してやろうとすると、手を噛もうとする。自分の縄張りを守ろうとするのだ。これには2つの段階があり、1つ目は朝UP命令を出すと私の顔をにらみつけて1歩も動かない。その際、私はキーウィをそ� �ままにしておき、トヴィだけを出してやることにしている。午後のお茶の時間までにはキーウィはすっかり反省して、嬉々としてUP命令に従うようになる。 次の段階はUP命令に従うが、その際電光石火で腕にちょっと触れただけで自分から外へ飛び出してから手を噛もうとするやり方である。この場合はまるで何も無かったように無視することにしている。大型のインコ・オウムと違い、カカリキは人間の手をこなごなに砕くだけの力がない。噛まれれば血も出るし確かに痛いが、無視するとキーウィも張り合いが無いのだろう、気が落ち着いてくる。舎外で私の手を威嚇する時には、こぶしを丸めて、その外側を嘴の前に差し出す。キーウィが引き下がるまで絶対に手を引かない。これでいつも勝負がつく。ヒエラルキーが確立したのだ。よく雑誌で紹介される、はしご訓練やイーブル・アイも試してみたが、これらはキーウィの態度を余計悪化させるだけなので中止した。上記の方法を使� ��以前はキーウィの攻撃はどんどん悪化していたが、今は1年で数日いらいらした日が続くだけだ。親育ち、屋外育ちのトヴィは一度も私を噛んだことがない。自分を鳥だと知っているし、人間に一目置いているのだ。
カカリキがいらいらしているか、どうやって見分けるか?幸いなことにカカリキの機嫌の良し悪しを察するのは簡単である。機嫌が悪くなると、いつもは丸くて可愛い黒目がちの目は意地悪く細くなる。頭の羽は平らになり、近くに行くと頭を低めて威嚇の姿勢をとる。そして黒目を小さしたり大きくしたりして更に威嚇する。実際の攻撃の前にはいくつかの威嚇の段階がある。トヴィがキーウィを脅すときには、まずキーウィを見つめながら黒目を小さくする。これで弱虫キーウィは普通降参して逃げる。� �れでも逃げないと、嘴をガブッと開ける。そして最終的に実際の攻撃に移る。
トレーニング
集中力がとても短く、すばしっこいカカリキのトレーニングには羽を飛べないように切ってある大きなインコやオウムとは異なるアプローチが必要だ。トレーニングの基本は愛情、辛抱、良い行動の強化である。全てのペット・インコが覚えなければならない一番重要な命令である「UP」命令については色々な記事が出ているので触れないが、ここでは私が成功した他の命令について論じたいと思う。キーウィは次の2つの命令に従う。『Step back』 と『 Come here』である。
Step back 下がれ
これは私はキーウィに餌をやる時に使う。まず餌を見せ、この命令を出す。キーウィは近くの止まり木まで下がり、私が外側から餌入れを差し込むのを待つ。これで餌をやる時に噛まれることは無くなった。キーウィのホルモン値が上がっている時に実に役に立つ命令である。トレーニングは簡単であった。餌を見せた後で、命令を出し、キーウィが止まり木に下がるまで待ち、餌入れを差し入れる。もしも手に噛み付こうとしたら、餌入れを取る。そしてまた最初からやり直し。キーウィが爆発するように怒っている時には餌入れを見えるところにおいて、部屋を5分ほど出る。そしてまたやり直し。決して怒鳴ったり、「No」、「Stop」と言わない。規則だから、しているんだという風に行う。最終的にキーウィが落ち着いて、命令に� ��ったら誉めて餌をやる。キーウィは因果関係を理解できる。
難点
カカリキと暮らしていて、一番大変なのは掃除である。小さいくせに、とんでもなく散らかす。餌の90%が野菜・穀物類と果物といった水分の多いものである。 それらを舎の下方にある餌入れから取り出して、高い止まり木まで引きずっていって食べることが多いが、しばしば途中で落としてしまう。部屋中、床でも壁でも、かなり離れた所まで野菜や果物が散らばる。特にいちご、メロン等の汁気の多い果物の場合、どこもかしこもベタベタになる。最低1日1回の掃除機かけとオシボリ・ティッシュのようなもので床と壁をこすることが必要である。また雄の場合、繁殖期間は雌の嘴の代用として、とがった物ならほとんど何にでも吐き戻す。キーウィもトヴィも水ボトルの先端と舎のワイヤに吐き戻しては自分で食べている。いくら愛鳥でもさすがに気持ちが悪い。最低週に1回の消毒が必要である。
その他の点では、カカリキは一時もじっとしていないことだろう。どこへでも� ��んで行くし、とても素早い。植物、ゴミ、石鹸等何でも食べようとする。我が家ではカカリキ立ち入り禁止の部屋をつくり、そこに植物などを非難させている。
赤 それとも 黄色?
イエロー・フロンティッド・カカリキ(黄頭青端インコ)はレッド・フロンテッド・カカリキ(青端インコ)よりもやや小さく、カラフルで美しい。両者とも雌のほうが華奢で雄よりずっと可愛く見える。マイクは時々キーウィを「平頭」と呼ぶ。成鳥になったら、キーウィの頭は平らになった。トヴィは丸い可愛い頭のままである。性格の面では、トヴィは我が家に来た時、既に6ヶ月であったので簡単に比較できないが、トヴィの方が攻撃的である。Lexicon of Parrotはイエロー・フロンテッドは繁殖期間中「侵入者にはとても攻撃的である。」と述べている。これが2者の力関係の理由かもしれない。またトヴィはキーウィよりも高い場所が好きだ。同典、またParrotsによると一般的にイエロー・フランティッドは森林を好みレッド・フロンティッドは森林の端やもっと開けた場所を好むとある。
カカリキについてもっと知るには
A guide to Australian Long & Broad-tailed Parrots and New Zealand Kakarikis (Kevin Wilson 1990) Australian Birdkeeper
カカリキについてのかなり実用的な情報が載っているが繁殖目的であり、ペット用ではない。また薄い割には少し値段が高い。
Parrots-A Guide to the Parrots of the World (Juniper and Parr 1998 Pica)
私のお勧め。カカリキに限らず、野生のオウム・インコ類の生態について知るのにとても役立つし、名前のわからないインコを調べるのにも重宝する。イラストも美しい。野生保護を目的として書かれている。
Kea, Bird of Paradox The evolution and Behaviour of a New Zealand Parrot (J Diamond and A Bond 1999 University of California)
これはカカリキについてではないが、同じニュージーランドに生息するインコ、キアについてのフィールドワークの記録である。カカリキを理解する上で、その自然や環境を知るのに役立つ。
ウェブ サイト
カカリキ
Kakariki Network
Kakarikis - New Zealand's Little Jewel
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栄養
Foods As Natural Medicines
Feeding Organic Foods Affordably
Feeding Adaptation of Parrots
Sprouts: Nutritious and easy to grow
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